職場
インタビュー

これは生長グループの理念です。これを実現するため、また、施設長として自身の使命だと思っているのは、環境を整備していくこと。私が現在任されている「アートライフあしもり」は介護付き有料老人ホームで、自宅と同じ感覚で利用期間の制限なく、ずっと過ごしていただける施設です。人生の最期の時間を過ごす場所を、「ここにして幸せだった、良かった、楽しかった」と思っていただけるように、どんなサービスが必要とされているか、スタッフたちとどんな雰囲気づくりをしていくべきか、を考え続けています。　　例えば、「アートライフあしもり」を含めたグループ施設では、主に認知症をお持ちの方を対象にドッグセラピー（動物介在療法）を導入しています。「表情が豊かになった」「発語がとても増えた」とご家族様からご報告をいただくととても嬉しいですね。

環境整備、雰囲気づくりに欠かせないのは働くスタッフたちのチームワークだと思っています。介護現場の仕事は１人で完遂できるものではありません。職域を超えて、それぞれの専門性を認め合いながら力を合わせて、看護・介護の質を上げていけたらいいですね。これは施設内だけのことではなく、グループ内、また地域の中で関わる様々な医療福祉サービスとの連携についても同様です。施策・制度の急速な変化に柔軟に対応しながら、新しい考え方やサービスの在り方を取り入れ、他事業所とも協働して足守地域全体の医療・介護・福祉環境をより良いものにしていきたいと思っています。

介護施設ではなかなか取りにくい、と思われている有給休暇の取得推進など、当グループでは年々働きやすさが増していると思います。女性が直面する出産や育児の際の休暇や勤務体制についても、負担なく安心して仕事が続けられる環境が整っています。スタッフが優先的に利用できる保育園もできました。私自身もそうですが、新卒から生長グループに入職し、キャリアを積んでいるスタッフが多くいます。理事長・副理事長が気さくでスタッフたちの意見を聞いてくれること、様々な事業・施設があって色々な経験ができたり、希望があれば部署異動も可能なこと、若くてもマネジメント的な責任ある業務を任せてくれること、などがスタッフが長く働き続けている理由でしょうか。自分のやりたいことにチャレンジできる、というのは大きなやりがいですよ。

ネクストジェネレーションの育成にも力を入れています。サブリーダーとして後輩や他職種のスタッフとどう関わっていくか、施設運営に携わる上でのマネジメントなどにも興味を持ってもらえるといいですね。委員会や行事へ参加する様子を見守りながら、一人ひとりの長所や得意なことを伸ばせる環境を用意して、成長できる職場にしたい。何かのきっかけで凄くモチベーションが上がるというか、顔つきが変わるスタッフがいます。彼らの良い所をどんどん引き出して、やる気と努力でスペシャリストに近づいてほしいと思っています。未経験で入職してくれたスタッフたちが、今、知識を身につけたり、資格取得を目指したりして頑張ってくれています。自分自身も育成のための勉強をもっと深めて、みんなで質の高い介護サービスを提供できる「生きがい」たっぷりの施設を創造していきたいと思っています。