職場
インタビュー

2023年4月に新しく訪問看護ステーションをオープンします。これまでも、薬局の拠点を増やしながら、2000年に居宅介護事業所、2020年には住宅型有料老人ホームをスタートさせました。創立者の「日々、地域の皆さまの医療、介護、福祉に積極的に係わり、地域の方々の生活を支えるべく努力をいたす」という強い思い・理念に基づいています。
根本的なきっかけは、創業者の次男が重度の障がい者だったこと。全ての人が安心して暮らせる社会の在り方を考えて始めたことが現在につながっています。例えば、一人で暮らしていくのが難しい成人の方の場合、これまで一緒にいた両親が年を取り施設に入るということがあります。ご両親は子供さんのことが心配でしょうがないはず。でも、障がい者向け、高齢者向けの施設は別々で親子は離れなくてはならない。そういうことで心を痛めてしまわないよう共生型のサービスを提供していくための土壌づくりをしたいと思っています。障がい者も高齢者も健常者も一緒に過ごせる場所をつくることがゴールです。
岡山市東区は高齢化率が他の地域に比べても高い地域です。高齢者をはじめ、障がい者や在宅医療を必要とする方たちのために、地域の皆様よりご要望の多かった訪問看護ステーションをこの地で立ち上げる事になりました。

＜赤澤さん＞
20年にわたって地域で信頼いただいてきた居宅介護事業所と同じ建物の中に新設します。1階と2階でタッグを組めるのは「かゆい所に手が届く」ステーションになるためのアドバンテージ。私たちのことをよく知ってくださっている方々へのサービス拡充、また更なる地域医療への貢献ができると思います。1番の特長は地域の中で、子供でも大人でも、どんな方にもサービスが提供できること。柔軟に対応できる組織体制にしたいと思っています。

＜太田さん＞
誰かを助けたい、誰かのためになりたい、そういう思いで仕事をしている方々が持っている能力を活かしきれる場所です。居宅介護事業所でも住宅型有料老人ホームでも、スタッフはみんな同じ思いを持って、ひかり薬局の理念や考え方のままに働ける場所だと思います。地域に根差す薬局が母体であり、経営がしっかりしている、というのも特長です。

＜赤澤さん＞
しっかり話を聞く、受容・傾聴・共感を大切にしていただければと思います。管理者でもスタッフでも、現場の声や利用者様の声をちゃんと受け止めて、共有して、課題解決や新しいチャレンジにつなげてほしい。薬局、居宅介護事業所では、既にスタッフの皆さんがそれをしてくださっています。法人として規模が拡大している中でも運営側と現場が緊密に連携できている、様々な声を発することができる、知ることができる、いい状態。新しく仲間になる方にとっても働きやすい職場だと思います。

＜太田さん＞
医療・福祉職に限らず、現場の方々のことは常に尊敬しています。どんな仕事も素晴らしくて、現場の方々がいるから利用者様が心地よく暮らせる。ご家族の方が安心できる。一つひとつの仕事がつながって世界が回っているんだなと思います。スタッフの方にも、他職種のスタッフに対して尊敬の意を持って接していただきたいと思います。まずは、皆さまの「想い」を聞かせてください。