職場
インタビュー

きっかけは祖母が認知症を発症して入院した時に、病院でお世話になったヘルパーさんでした。看取りの際についてくださったのですが、すごく良いように介助してくださったので、その事がきっかけで福祉の仕事に興味を持つようになりました。福祉系大学を卒業後は、まずはデイサービスセンターに就業しました。介護職兼相談員として、多くの経験をさせていただきましたが、利用者様が毎日行ったり来たりでバタバタと慌ただしい所があって。もっとゆっくりと密に利用者様と関わることの出来る“グループホーム”で働いてみたい。そう考えて、当法人に入職しました。グループホームで7年間勤務した後、現在の介護老人保健施設で勤務して8年目となります。気が付けばずっと介護職一筋です。

現在は入居者様の介護業務に携わるとともに、フロアリーダーとして職員さんたちの業務管理や新しく入って来られたスタッフへの指導なども行っています。日々のやりがいは、やっぱり入居者様から信頼される事でしょうか。少しでも入居者様の記憶に残る職員でありたいという思いで、入居者様のお話はしっかりと聞かせていただくようにしています。休みの日の翌日に「昨日おらんかったなぁ」なんて声をかけてくださる方もいらっしゃるので「あぁ、頑張らんといけんなぁ」という気持ちにさせてくれます。入居者様が元気で過ごしてくれているのが一番ですね。スタッフに指導する際に気にかけている事は、介護のスキルよりも入居者様への声掛けだったり、接し方を大切に伝えるようにしています。

在職中には、結婚・出産・子育てを経験しました。現在も3人の子どもたちの子育て真っ歳中です。3人とも1年間育休をいただいて、満1歳でグループホームに復帰したのですが、当時は周りのスタッフに同じような子育て世代のスタッフが少なくて育児との両立に不安もありました。でも逆に、既に子育てから手が離れた先輩方が多かったので、その辺りを理解してフォローしてもらえました。現在の介護老人保健施設には私と同じような子育て世代のスタッフが半数以上は在籍しています。子どもの急な発熱や学校行事なども「お互い様だから大丈夫だよ」と自然とみんなが助け合っている感じですね。私自身も主人の仕事の休みに合わせて夜勤も月2回程入らせてもらっています。家庭と両立して無理なく働ける、私にとってはとても働きやすい職場です。

法人の運営方針でもあるのですが、看護師も介護士もリハビリ職も栄養士も、みんな同じユニフォームを着用しています。他職種のスタッフにも気軽に相談できる、職種間の垣根を越えてとてもフラットな関係性が魅力です。現在、介護職が約40名、看護師が10名弱、リハビリ職も15名程在籍しており、子育て世代を中心に20～60代までの幅広い年齢層のスタッフが活躍中です。個々のキャラクターを認めながら、どこからか笑い声が聞こえてくるような笑顔の絶えない職場です。私以上に長く勤めているスタッフも多く、やっぱり“人が良い”というのが一番ですね。入職後は人柄や適正をみながら、先輩スタッフがついてしっかりサポートしますのでご安心ください。介護の資格やスキルよりも、心が優しくて一生懸命に取り組んでくださる方であれば大歓迎です！

この度、国家資格取得に挑戦し、介護福祉士を取得しました。長年介護の仕事に就いていますが、出産・子育てもあり、なかなか挑戦できていなかった資格取得。この先も介護の仕事を長く続けていくために、子育てが少し落ち着いてきたタイミングで頑張って挑戦しました。介護福祉士を取得できたので、これでまたリセット。ここからまた新たな気持ちで、大好きな現場で大切に活かしていきたいと思います。資格取得に向けて自発的に取り組むスタッフには、お休みなどの配慮もありますので、働きながらスキルアップを目指す方はぜひ挑戦してほしいです。