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地方独立行政法人岡山県精神科医療センター

はじめての精神科:子育てと両立できる環境

スタッフインタビュー

福島 麻衣さん

正看護師・保健師

看護師として大学病院やクリニックで勤務。子育てや家庭との両立を優先したいと考え、2023年4月に岡山県精神科医療センターへ入職。しっかりと家庭との両立を図りながら日々邁進している。

精神科は未経験

看護師として今までは大学病院やクリニックの外来等で勤務してきました。二人目を出産したタイミングで、改めて今後の働き方を考えたときに、子育てや家庭と両立をしながら看護師としてもしっかりと働きたいと考えるようになりました。子供の保育園のお迎えがあるので、私の希望としては、平日のみの勤務で、保育園のお迎えに間に合うような時間帯での勤務が出来たら理想だなと考えていた時に、精神科医療センターの求人に出会い、入職を決めました。
学生時代の実習以来の精神科看護で最初は戸惑うこともあったのですが、スタッフの皆さんが本当に優しくて良い方ばかりで。初歩的な質問をしても笑顔で教えて下さったり、迷った時にはすぐに相談出来る環境です。また、終業時間近くになると、「大丈夫?残ってる仕事無い?」や「代わりますよ」と声を掛けて下さるので、時間通りに帰ることが出来ています。温かい環境で働く内に、いつの間にか不安な気持ちは無くなり、少しずつ一人で出来ることが増えていくのを実感しています。

身体看護との違い

入職して初めて受け持ちをした患者様が、入退院を繰り返している方でした。入院中に「将来的にはこんなことをやりたいんだ」というお話をじっくりと聞くことで、「じゃあ、その目標に向かっていくためには今の生活を立て直すことが大事だよね」という答えを出せて、将来のビジョンを一緒に明確にすることが出来ました。それ以来、その患者様が入院してこられることは無くなり、退院後は、外来へ来られるたびにこちらの病棟へもご挨拶に来てくださるので、元気な姿を見ると安心します。
今までの身体看護では、“元気になって退院したい”というのが当たり前の環境にいたので、患者様お一人お一人に様々な事情やお気持ちがあり、目の前の状況を受け入れられない方がいるということも初めて知りました。将来は見えているけれど、近い将来は見えていない…というような方とじっくりと向き合って話し合うことで納得していただき、良い方向へ導くことが出来たのかなと嬉しい気持ちになりました。

患者様の心の声を聞く

どんな人が精神科に向いているのだろうかと考えると、人と会話をすることが好きな人は向いていると思います。患者様も「話を聞いて欲しい」という方が多いので、きちんとお話を聞くことが出来る人であれば大丈夫です。また、患者様の中にはご家族の話や金銭面の話等、深い話をしなければならない方もいます。こちらがきちんと聞く姿勢で接することで心の声をお話してくださるので、今までの看護師人生では知らなかった世界を知ることが出来ます。声掛けのやり方も学ぶことばかり。私はこういう意味で言ったつもりだったけれど、患者様に上手く伝わっていない…という事もあるので、言葉選びも慎重に行います。対応が一人では難しいなと思ったら、他のスタッフと一緒に行ってフォローしてもらうこともあります。もし今後、再び身体看護に携わることがあったとしても、精神科で学んだことや経験は必ず活かすことが出来ると思います。

自身の変化

精神科看護の業務は、“ゆっくりとお話をする”というイメージだったのですが、自分が思っていたよりも毎日バタバタとしていますが、最近は「ちょっと楽しいな」と思えるようになってきました。最初は業務に慣れておらず、余裕が無い時もあったのですが、徐々にゆとりを持って業務に取り組むことが出来るようになりました。ゆとりがあると患者様に対しても穏やかに接することが出来ますし、プライベートでは自分の子供と接する時も子供のイヤイヤを待てるようになりました。精神科で働いているからこそ、自分の気持ちをコントロール出来るようになったのだと思います。あとは、私が一番大切にしたかった仕事と子育てや家庭との両立がきちんと出来ているからでしょうね。子育て中のスタッフも多く、子育てに関してとても理解のある環境なので、学校行事がある際のシフト希望や子供の急病の時等も臨機応変に対応してくださってありがたいです。精神科医療センターを選んで本当に良かったと思います。

取材スタッフ編集後記

家庭や子育てとの両立を優先し、未経験の精神科に挑戦された福島さん。最初は不安や戸惑いもありましたが、周りの先輩方のサポートもあり、最近では「ちょっと楽しいな、と思えるようになってきました!」と話してくれた福島さんの笑顔がとても印象的でした。「今後も看護師として働いていく中で、精神科での学びは必ず活かすことができると思います。」と力強く語ってくださいました。

地方独立行政法人岡山県精神科医療センター

施設データ

〒700-0915 岡山県岡山市北区鹿田本町3-16

TEL:086-225-3821

FAX:086-234-2639

病床数 252床
◆外来 統合失調症・気分障害・広汎性発達障害・摂食障害など多岐にわたる患者さんを、休日・夜間を問わず受け入れています。(休日夜間救急医療、24時間365日対応)
◆総合治療入院棟 急性期症状が落ち着いた患者さんへの、退院に向けた関わりに重点を置いています。
◆救急急性期入院棟 スーパー救急入院棟とも呼ばれています。精神科入院治療の入り口として、急性期症状の患者さんを24時間365日受け入れています。患者さんにとって精神科医療にはじめて出会う場として、スタッフ一同まずは安心感と安全感を持っていただくことや治療関係の構築を大切に取り組んでいます。
◆急性期治療入院棟 精神一般の総合治療(うつ病・適応障害・摂食障害の患者さんをはじめ統合失調症・認知症など様々な疾患の患者さんが入院されています。)及び、アルコール依存症・薬物依存症・ギャンブル依存症の患者さんと精神を治療の対象としている混合病棟です。患者様がその人らしい生活が送れるよう、地域移行へ向けて多職種チームで支援をしています。
◆児童思春期入院棟 全室個室対応で、自分の居場所が確保できます。院内学級(小学校・中学校)も併設しています。「チーム治療力」を発揮し、日々の生活場面の中で子どもたちの自尊感情を支え「治療」だけでなく「育ち」を支えることを大切に関わっています。
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