職場
インタビュー

医療法人　福島医院　倉敷駅前診療所

2013年11月、倉敷駅前にオープン

2013.12.20

トップインタビュー

木曽　昭光さん　

ドクター

2013年11月、倉敷駅前にオープンした小さな診療所
じっくり話ができる“かかりつけ医”として
都市部の医療環境に求められる、大きな役割を果たしていきます

診療所を開設された目的をお教えてください

私は「かかりつけ医」の普及が重要だと思っています。歳を取って、また、急病になって初めて医者と対面するのではなく、大きな病気を防ぐために、普段からもっと関われる、何でも相談できる医者の存在が必要です。倉敷駅前周辺には、手術・検査にしっかり対応できる大きな病院が既に揃っていますので、それら大病院ではフォローしにくい日常の健康不安、病気予防などの相談ができる場所としてこの診療所を開設しました。現在抱えている痛みについてや、飲んでいる薬についても説明・アドバイスをしています。気軽に頼っていただきたいですね。

オープン前には内覧会を実施されたそうですね

「ゆっくり話を聞いてもらって良かった」と患者様がおっしゃってくださいました。もともと、1日に何百人も患者様に対応しようとは思っていません。お一人20~30分、じっくり話を伺い、患者様にも理解・納得いただける治療方法を探っていきます。内科的な治療の他、外科的な治療、医療相談、介護福祉についてなど幅広く対応しているのが喜んでもらえたようです。がん末期の緩和ケア、在宅医療にも積極的に取り組みます。これらを真摯にやっていくのが私たちの役割だ、と実感しました。

リハビリへの要望多かったそうですね

内覧会ではリハビリに関する質問・意見も多くいただきました。現在は技師が1名で電気治療と軽いリハビリにあたっています。あくまでも補助的な内容なのでサービスで実施していますが「もっとやってほしい」という声が集まればスペース・設備を拡大し、患者様の要望にお応えしたいと思っています。2014年4月には、グループである福島リハビリテーション学院の新校が倉敷市街地につくられる予定です。学生たちの学びの場としても、この診療所が活用されると思います。

今後の目標をお聞かせください

私のモットーは“傷の縫える家庭医・ギブスの巻ける家庭医”。内科はもちろん怪我・骨折にも初期の対応が可能です。まさにスタートしたばかりの、この診療所で実践したいと思っています。また、東洋医学も専門なので、漢方や皮内針を使用した、体に負担のかからない治療も提供します。救急病院、療養型老人病院、外来…と様々な現場の経験がありますし在宅の患者様も長く診てきました。大概のことでは焦ることもありません。それら全てを集結して患者様のお役にたてれば、と思っています。背伸びをせずに、地域に溶け込んで、いつでも頼ってもらえる倉敷駅前の「かかりつけ医」として貢献できればいいですね。