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夢ゆめハウス<特定非営利活動法人おかやま多機能サポートネット>

手を差し伸べたい人がいる

トップインタビュー

池田美枝子さん

理事長/看護師

看護師として勤務後、行政機関で手話通訳としての活動をスタート。老健にて研修の窓口を担当した後、仲間とNPO法人おかやま多機能サポートネットを立ち上げる。

手を差し伸べたい人がいる、でもできない、なんとかしたい。
そんな思いから生まれたNPO。
地域福祉を根底から支える事業を展開しています。

デイサービス、緊急保護、福祉喫茶など様々な事業をされているのですね

はい、中でもデイサービス「夢ゆめハウス」は重要な事業で、緊急保護活動の財源となっています。緊急保護とは、その日泊まる場所がない方、例えば、現状の制度では保険が適用されないため居場所が見つからず困っている方などに、生活の場所を提供する活動です。要介護者だけではなく、心に不安がある方、助けを求めている方、子ども、全てを対象にしています。本当に誰かが手を差し伸べて支援しなければならない、それなのに相談することはできても実際に必要な助けをしてくれる機関がない、という方をケアしています。その他、地域の方々とコミュニケーションを深めていくための福祉喫茶「夢ゆめ」を週に3日オープンしています。ここは地域の色々な情報が集まる場所。「あそこに90歳くらいのお年寄りが住んでいるよ」と教えてもらって新しい支援がスタートすることもあります。福祉に興味を持った方が気軽に来てくださり話に花が咲きます。私たちも幸せな気持ちにさせていただいています。

これらの事業を立ち上げるきっかけは何だったのですか?

2年間看護師として勤めた後、出産のため退職。その後、子育てが落ち着いてから福祉に関連する行政機関で手話通訳をしていました。役所に来られた耳の聞こえない方に窓口を案内するのが主な業務。ですが、制度に当てはまらない=補助対象にならない、ということで、支援を求めているのに何も得られず帰るしかない、という方が何人もいました。あるとき、泊まる場所がない、という耳の聞こえない方が役所に来られました。やはりその方にも入所施設を紹介できる制度は当てはまりませんでした。役所で私たちがしてさしあげることは何もありません。でも、「あの方をこのまま帰したらどうなるんだろう」という不安で胸は張り裂けそうでした。たまらず上司に報告すると、上司は「うちに連れて帰る」と言ってくれたんです。私は、本当にホッとしました。困っている人を助けるために何かしたい、自分たちが何かしないと誰がしてくれるんだ、と強く思うようになったんです。

認知症専門病院での勤務経験もあるのですね

手話通訳では法廷で財産問題に関わる裁判や、手術を控えた患者さんとドクターの間に立つ手話通訳を任せてもらうようになっていました。10年間手話通訳として勤め、その後、認知症専門の病院へ。そこでは全国からの認知症介護の研修に来られる方々の窓口をしながら、認知症について学ぶことができました。そして、平成16年、看護師、介護福祉士、ケアマネージャー、保育士、栄養士などの仲間が集まり、お困りの時に何とかしようとする家「夢ゆめハウス」を立ち上げました。経営の根拠には介護保険のデイサービスを始めました。どちらもエネルギーのいることでした。素晴らしいスタッフたちが集まりました。決まった業務をこなすだけではない「心のリハビリ」ができる仲間たちです。例えば、「あの方、今日は娘さんとケンカしてきたんじゃない?」なんて、いつもと違う雰囲気を察知して、利用者様のこわばった気持ちを和らげる声掛けをしてくれたりしています。だからでしょうか、施設を選ぶときに「やっぱり夢ゆめがいい」と言ってくださる利用者様がたくさんいます。

スタートから10年を超え、これから目指していく姿を教えてください

事業は必要に応じて広がっていきました。笠岡市の障害者への基準該当サービス、視覚・聴覚障がい者の見守り支援、高齢者向けのパソコン教室など地域のニーズを拾い集めて、自分たちのできることをやってきました。外国から視察の方も来ています。身寄りがない、耳が聞こえない、認知症かもしれない、そんな方が困っていたら、何とかしたい、と行動してきた私たちの原動力は「ありがとう」という言葉や表情。スタッフたちもしっかり利用者様の気持ちを受け止め、実感しています。給与をもらうだけでは味わえないやりがいと充実感があると思います。それをいつまでも得続けられるように、この事業を続けていくことが、私の、小さいようだけど大きな希望・目標です。事業を引き継いでいってくれるスタッフも育てたいですね。いつか母屋もきれいにできたらいいなと思っているんですよ。

夢ゆめハウス<特定非営利活動法人おかやま多機能サポートネット>

施設データ

〒714-0096 笠岡市九番町1-22

TEL:0865-63-6633

FAX:0865-63-6634

営業日 年中無休
営業時間 介護保険デイサービス及び基準該当生活介護/9:30~16:40
  自主事業/24時間
NPOとしての事業 制度内/通所介護・基準該当生活介護
  制度外/自主事業(緊急保護、福祉喫茶、配食、視覚・聴覚障害者見守り支援、入浴のある自主デイサービス)
  高齢者教室(パソコン教室)
  その他(災害支援、夢ポート出店、就業支援・ニート、不登校受入)
  など
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