職場
インタビュー

私がここに入ったのは２０年以上前のことです。当時、准看護師として勤務していた診療所で「正看を目指したい」と話したところ、働きながら学校に通い、資格取得を目指せる病院へ移ってみてはどうか、と藤田病院を紹介してもらいました。就学前の子ども３人を抱え、病院勤務、学校での勉強という毎日は睡眠時間もあまりとれず大変でしたが「どうしても３年間で正看になる！」と決めてがむしゃらに頑張りました。藤田病院からは奨学金をもらっていましたし、一緒に働く仲間の協力もありました。今も副師長としてやりがいある仕事ができているのは、あの時の自分の頑張りと藤田病院のサポートがあったから。正看を目指して本当に良かったと思っています。

自分がそうであったように、これから資格を取りたい、という准看の方や、キャリアアップを目指す方を出来る限りサポートしていきたいと思っています。医療は日々進んでいますから、常に勉強することが必要です。当院では院内勉強会や業者主催の勉強会を積極的に行っています。是非「学びたい！」という声を上げてほしいですね。ブランクがある方には、スムーズに職場に慣れてもらえるようプリセプターを付けています。スタッフそれぞれがやりがいや目標を持って長く働いてほしいと思っています。

長く働いてほしい、とは言え、誰にでも、出産や育児、介護などプライベートな事情で思うように仕事ができないときが来る可能性があります。当院では、そのようなときでも、スタッフの皆さんがなるべく勤務を続けられるようフレキシブルな対応をしています。例えば、夜勤のみ、日勤のみも大歓迎。9時から13時まで、16時まで…とそれぞれの都合に合わせて勤務時間を調節しています。もちろん、子どもさんの急な病気にも柔軟に対応します。子どもさんが心細いとき、側にいて欲しいのはお母さんでしょう。看護師の役目は他の誰かが替わってあげられますからね。みんなで協力し、みんなが無理なく働ける職場をつくっています。

より良い看護環境をつくっていくため、私が大事にしているのはコミュニケーションです。スタッフ同士が声を掛けあう、目を見て気持ちを伝える、そんな基本的なことを徹底していくうちに活発に意見を交わしながら、楽しく働ける雰囲気ができてくるのではないでしょうか。ミスの防止につながり、また、患者様により優しい対応ができるようになると思っています。患者様の気持ちを汲み取り、スタッフみんなで共有し、患者様に満足いただけるケアを一緒に考えていきましょう。