職場
インタビュー

定年前は40人くらいの利用者様がいらっしゃるデイサービスに勤務していました。65歳で退職し、自身の体調とも相談しながら、ゆっくり、のんびり、リフレクソロジーの資格を活かしたサロンをやっていたんです。ところが、オープンから半年で水害に遇い、それどころではなくなってしまいました。総社へ転居しましたが、生活はままならず、周りに知人もおらず、気持ちは沈んでいく一方。何とか気持ちを切り替えよう、と仕事を始めることにしました。そこで出会ったのが「アイル総社」です。

バリバリ、というより、ゆったり働きたいと思っていました。15人くらいの利用者様のケアを中心に楽しくお話をして、希望があればマッサージもしてさしあげたい。そのような希望にピッタリ合ったのがここでした。勤務は月曜から土曜、お昼までです。帰宅後の時間が有効に使えるのが魅力でした。豪雨関係の書類手続きなどもあって、役所の開いている時間にやるべきことが、たくさんありましたから。ほかにも、買い物など明るい時間に済ませられるので助かっています。人との新しいつながりができて、私のこれまでの経験も活かせて、私は「ここに来るべくして来た」のかな、と考えたりします。

以前から、高齢者の介護に関わりたい、という思いがあってデイサービスで働いていました。今も、自分の親に接するような気持ちで介護の仕事に向き合っています。対面する利用者様の笑顔が見たい、そう思ってケアをしています。マッサージの後に「首が楽になった」「足のむくみがすっきりした」と喜んでくださるのが本当に嬉しいです。「待っとったよ」と私を迎えてくださる利用者様もいます。仕事に行くのが楽しいです。皆様との関わり・絆が私の生きがいですね。

「アイル総社」らしい活動を始めたいですね。例えば、利用者様と一緒に壁面の飾りを作るとか。あとは若いスタッフの方と一緒に、利用者様が友人を誘ってきてくださるような、楽しい場所にしていきたいです。看護師としては、急な判断が必要なときに、処置をするのか、救急車を呼ぶのか、などを見極めるポイントを後輩に指導していけたらと思います。経験がないと咄嗟の判断は難しいですから。人に囲まれて、そこで成長していく若い人たちを見守りたいですね。自分自身も、これからどれだけ魂を磨いていけるか「一生涯勉強」だと思って日々に向き合っていきます。