職場
インタビュー

元々精神科専門の医療機関で長く勤務していた2人（作業療法士・看護師）が立ち上げたステーションです。「地域の精神科医療を支えたい」という強い思いでスタート。看護師と作業療法士が中心となって訪問を行っており、岡山県全域エリア（※医療過疎地域にも対応）の方々にご利用いただいています。「訪問看護の仕事に興味があった」と入社した3名。転職先を探す際に共通していたのは「利用者さまのために」を一番に考えられる職場がいいという気持ち。それぞれが面接で設立者と対面し「人間関係が良さそう」、「ここで頑張りたい」と前向きに。
【伊木】「面接のときに、裏表なく厳しいことも最初から話してくれたので、逆に安心できました。これまで短期間で退院していく患者様のことが気になっていたので、その後の患者様を見守っていける仕事がしたい！という気持ちがどんどん強くなりました。」

転職してきてくれるスタッフたちはみんながみんな精神科を経験しているわけではありません。「20年前に少し働いたことがあっただけ」「まるで初めて」という先輩もいます。
【日下】「働き始める前にしっかり準備しておくつもりでしたがなかなかできず。それでも利用者様と関わり合いながら少しずつ慣れていきました。先輩にアドバイスしてもらったのは“先入観を持たずに利用者様と向き合う”ということ。利用者様と初めて対面した時、そこからすべてが始まるのです。不安そうな私に“プレッシャーに思うことは何もないよ”と励ましてくれました。」
【中嶋】「訪問には一人で出かけます。最初は不安でした。でも、スタッフ全員が関わってくれます！何か問題があったときも先輩たちが一緒に考えてくれます。リハビリ長からも“困ったことがあったらいつでも連絡してきて”と言ってもらえるので、安心して利用者様の所へ行けるんですよ。」

【中嶋】「訪問が終わるころ“あぁ、私今日何もできなかったな”と思うことがあります。そんな時に“また来てね”、“気を付けて帰ってください”、とまっすぐ言ってくださる利用者様の言葉がすごく沁みます。ただ話を聞くことしかできなかった、としょんぼりしていた心が利用者様に救われる、そんな機会がたくさんあります。」
【伊木】「生活の中で、利用者様のふとした変化を見つけられたり、“こんなことがつらかった”とすぐに教えてもらえると嬉しいです。ある時、“伊木さんは今何しているのかなと思っていた”と利用者様に言っていただきました。私のことを思い出してくださったんだ、とたまらない気持ちになりました。」
【日下】「具合の悪い状態だった利用者様が、その後、“ありがとう”と笑ってくださったときは、自分も一緒に山を乗り越えられたような気持ちがしました。まだまだ、な自分だけど、利用者様から少しでも“この人が居て良かった”と思っていただけるような存在になりたいです。」

【伊木】「初めての場面に直面すると、迷ってしまったり、後から後悔したりもあるのですが、そんなときは先輩が気付いてくれます。ありがたいですね。“自分で考えて精一杯やったことは間違いじゃないよ”という言葉が心に残っています。救われました。上司も仲間もあったかい、と感じます。」
【日下】「ここで働いて感じるのは“自分の今までの人生が活かせている”ということ。たくさんの経験をしながら今の自分に足りないものも分かってきたように思います。自分が成長しているのを感じられる仕事・職場だと思います。」
【中嶋】「ここを設立した社長たちの優しさ、人間味、愛があふれている感じが大好きです。人が好きなんだな、といつも思います。週末に休めるし、夜勤もない、働きやすいですよ。じっくり人と向き合いたい方が仲間になってくれると嬉しいです。」