職場
インタビュー

医療法人和香会　倉敷広済病院

チームケア：1日を楽しく過ごしてもらいたい

2012.05.21

スタッフインタビュー

山本　知穂さん

作業療法士

卒業後、地元に帰らなかった理由は

出雲出身です。大学進学で倉敷に来ました。卒業後の進路は、地元に帰るか倉敷に残るか迷いましたが、もっと勉強して知識・技術を身につけたいと思いここで就職を決めました。特に、維持期の病院で高齢者の方と触れ合いながら、じっくり自分を高めたい、そう思っていたんです。地元では祖父母と暮らしていました。おじいちゃん、おばあちゃんといることが、私にとって「癒し」なのかもしれませんね。

現場でのショック

入職間もない頃は悩むこともありました。例えば、認知症の進んだ患者様。「自分でトイレに行きたい！」と強く要望されているのにそれが叶わない。改善させなければ、何かしなければ、と患者様が1人でトイレに行くための方法をあれこれ考えましたが、私だけではどうすることもできなかったんです。「病院はチームで機能する場所」と上司に諭されました。それからは、看護師、介護スタッフなど多くの人と情報を共有しながら、患者様へのアプローチを考えるようにしています。

1対1で向き合うから

主な業務は担当の患者様に対するリハビリの実施です。1日10名くらいを受け持っています。理学療法士、言語聴覚士、看護師など様々な院内のスタッフと連携して患者様のケアに当たります。1対1で向き合い、患者様のサポートを行っているので、患者様がどう感じているか、何か困難なことはないか、など敏感に察知して対処するように心がけています。「楽しかった」、「できた」、など患者様に前向きな気持ちを持ってもらえたら嬉しいです。

ワイワイできる仲間がいる

現在作業療法士は4名。入職3年の私が一番若手です。だからどこを見ても、誰と接しても学びになるんですよね。丁寧で完璧ですごくやさしい、理想の先輩もいます。私のことも、「新人だから」という扱いはせず、ちゃんとミーティングの輪に入れて意見を尊重してくれます。リハビリスタッフ間も仲がいいんですよ。みんなで仕事終わりにバトミントンやゴルフ、バレーボールなどをしています。私のいる病院は、明るくて働きやすい、そんな雰囲気の職場です。

医療法人和香会　倉敷広済病院

施設データ

〒倉敷市東塚５-４-１６　

TEL：０８６－４５５－５１１１

開設	１９７７年１０月
病床数	一般病床１１５床、療養病床３９床、介護療養病床４２床　計１９６床
診療科目	内科・外科・整形外科・小児科・泌尿器科・放射線科・リウマチ科　リハビリ科・アレルギー科・循環器科・呼吸器科・胃腸科・歯科