職場
インタビュー

子どもが小さい時、仕事を続けながら、ゆとりある育児がしたいと思い、職場を一般病院から福祉施設に変えました。長く働きたいと考え、福利厚生の充実も重視し、今の職場に巡り合いました。子どもはもう高校生になり、手もかからないのですが、もともと高齢者の方と接するのが好きだったこともあり、今も特別養護老人ホームに勤務しています。入所者様とゆっくり時間を共有しながらケアさせていただく看護のスタイルが自分には合っているんでしょうね。私と同じように、「夜勤が難しいから」と病院から転職してきた子育て真っ最中のスタッフも活躍しています。

主な仕事は、入所者様の健康管理です。医療処置が必要な方には、その対応も行っています。ドクターの回診は週3回で、常時いるわけではありません。緊急時には、施設の隣にある同グループの旭ヶ丘病院で対応してもらえますが普段から入所者様を見守っている私たちには大きな責任があり、それがやりがいにも繋がっています。勉強して、自分がもっと成長しなければ、という気持ちになります。

看護師には、介護スタッフのみなさんに医療ケアを指導する役割もあります。施設内研修では講師を担当し、これからの介護環境が更によくなるように吸引など技術的な指導のほか、入所者様の体調を見極める観察方法も伝授しています。しっかり伝達講習を行うために、私たちも積極的に研修に参加して、指導・伝達スキルを上げようと計画中です。看護・介護の両スタッフが専門知識を活かして連携しながら入所者様に効果的なケアを提供していきたいと思っています。

この職場で気に入っていることの一つに「入所者様の目線で考える」という理念があります。例えば「ちょっと待ってください」という言葉は私たちからすれば自然と口に出てしまいがちな言葉ですが、入所者様にとっては嬉しい言葉ではありません。「待って」と言ってしまうより、待たせたくない、と考えてすぐに対応できる工夫ができるといいですよね。淳風ライフケアポートでは、職員全員がこの理念を意識して日々の業務に取り組んでいます。入所者のみなさまが快適に施設で過ごせるように「どんな気持ちかな」「何がしてほしいのかな」など、日頃から目配り・気配り・心配りを忘れずにいたいですね。