職場
インタビュー

個人病院で看護師をしていました。そこでは長くお世話になったし一緒に働く同僚ともいい関係だったので、転職は悩みに悩んで決意。私が今まで“当たり前”にやってきた仕事はもっといい“在り方”があるはず、自分自身がより納得できる看護のカタチを求めて今の病院にたどり着きました。

転職の際に一番不安だったのは、人間関係と自分の知識・技術が新しい職場で通用するのか、ということ。もちろん勤務開始当初は勝手が違う環境で戸惑うことも多かったのですが、院長先生の仕事に付きながら院内の仕事を徐々に覚え、想像していたよりすんなり馴染めました。ここでは院長先生が救急も担当されています。救急だなんて、正直テンパっていました。「心肺停止」どうしよう。自分にうまく処置できるだろうか。もう、不安で不安で。緊急を要する場面でも、スタッフみんなが丁寧に指導してくれました。経験者とはいえ、初めて経験する仕事はたくさんありましたから、ありがたかったですね。

ムードがすごくいいんです。院長先生がまず先頭に立って「みんなでやろう！」って、引っ張ってくれています。スタッフみんなの前向きな気持ちも伝わってきます。私が初めて救急・時間外の患者様を受付ける日直を担当した日は「陣中見舞いだよ！」と突然先輩が様子を見に来てくれました。本当に嬉しかった。心細さが吹っ飛んで、元気が沸いてきましたね。看護師長もベテランナースもみんな明るく気軽に声を掛け合ってる、この雰囲気が大好きです。

私には3人の子供がいます。病気の母もいます。転職先の条件として最も重視したのはプライベートの時間をしっかり確保できること、でした。日勤の定時は16時30分。大勢いる子育て世代の同僚たちと協力して仕事をスムーズに進め、家に帰ればゆっくり子供と過ごしています。院内にある一つの額に描かれた言葉。「念ずれば花開く」。子供の成長をしっかり支え、母をずっと見守り、そして私自身が看護師としてステップアップしたい、そんな私の心にずっとある言葉です。ここでなら、きっとそれが叶えられると思います。