職場
インタビュー

大腸外科・肛門外科として地域の医療に貢献しているクリニックです。内視鏡システムを使い、大腸検査をはじめとする消化器疾患の検査を行っています。手術を受けられた患者様が入院し、ゆっくり治療に専念できる病棟も完備。約20名の看護師で、外来、内視鏡、手術室、病棟での各業務を分担しています。担当はローテーション。看護師は毎日同じ業務に就くわけではなく、診療の介助や内視鏡検査の準備、検査を終えた方のフォロー、手術室ではドクターの介助、術後の患者様の看護…と、幅広い業務に携わります。

看護師経験の浅い方、外科での経験がなく不安な方など、それぞれの力に合わせて徐々に仕事をお任せしています。例えば新人さんなら、まずは外来の雰囲気に馴染んでもらうことになるでしょう。処置室で、注射、バイタルチェックなど基本的な業務をこなしながら大腸外科・肛門外科に来られる患者様や、その疾患について知識を深めます。特に肛門科ではお尻の手術をされる患者様が多く、診察は特殊。ある程度慣れてから、内視鏡、手術室などを担当してもらいます。専門的な医療機器は、大体の方が扱うのが初めてだと思いますので、持ち方・使い方から指導しますよ。

当院の1日の手術件数は約6件。加えて検査が約8件ほどあります。全ての部門と連携し、ドクターや看護師、技師の動きを常に把握しながらスケジュール通りに業務を進めるためにチームワークは欠かせません。時間が厳しい時もスタッフ全員が協力し、予定通りに、かつ患者様に信頼頂けるケアが提供できたときには、みんなで達成感を味わっています。また、スタッフたちの成長が私にとっての大きな喜びです。「何か壁にぶつかってるな」と感じたときは時間を取ってじっくり話を聞きます。今できていること、これからやらなければならないことを確認し、スタッフのプライベートも考慮した上でアドバイスすることが多いですね。期間を置いて、スタッフがイキイキ働いてくれているのを見ると「成長してくれたんだな」と嬉しくなります。

そうなんです。お子さんのお迎えや帰宅時間を考慮して勤務時間帯は幅を持たせています。また、学校行事に合わせて休日をスタッフ同士で融通できたり当直の免除期間を用意して、看護と家庭の両立を可能にしています。もちろん大変な時もあるでしょうが、みんな頑張ってくれていますよ。そんな先輩たちを見ている若い看護師たちが「子供を産んだ後もここで働きたい」と言ってくれています。嬉しいですね。私たちのモットーは「患者様もナースも笑顔」。看護主任として、働きやすい環境・雰囲気づくりを心掛けて一つでも多くのやりがいを得られる職場にしたいと思っています。若い方々には、当院で長く働き、当院ならではの経験を積み、患者様から頼っていただける看護師になって欲しいと願っています。