職場
インタビュー

はい。15年1月にオープンし、私は管理責任者をしています。それまでは、急性期、小児科、総合病院で看護師・ケアマネージャーとして長く勤めていました。育児から手が離れ、自分がこれまでずっとやってみたいと思っていた「社会貢献できる仕事」をしたいと思い退職。人と関わること、高齢者の方々に喜んでいただけることを軸に色々探しているうちに出会ったのが「樹楽」です。北海道から沖縄まで、全国にＦＣ展開している「樹楽」には多くの地域で親しまれている実績、ノウハウがありました。利用者様の思いや、やりたいことを優先してお手伝いする「樹楽」の理念に共感し、この小規模多機能デイサービスセンターを立ち上げることにしました。

もちろん、オープン当初はまだ知名度もありませんでしたから、利用者様も少なく、どうしたものかと思っていましたが、ケアマネージャーの事業所や地域包括センター、病院、施設などに、「樹楽」をご紹介させていただいているうちにどんどん利用者様が増え、問い合わせもたくさんいただいています。私を含め、看護師が常勤しており、対応できる処置が幅広いことや、365日24時間のサービスを提供していることが、利用者様から選んでいただけている理由でしょう。また、オープン当初から働いてくれているスタッフたちが、とてもきめ細やかに気づかいをしながら利用者様と接してくれているのも、当施設の魅力になっています。

そうなんです。介護保険を使わない別の事業として、泊りの利用者様も受け入れをしています。利用の上限を気にせず気軽に泊まれるんですよ。夜の介護はまだ自宅で大丈夫、という方でも「将来泊りが必要になったときに、慣れた環境だと安心だ」と、今から「樹楽」のデイサービスを利用してくださっています。また、病院の受診サービスもご家族様から好評です。受診に看護師が付き添い、専門的な視点でドクターと治療の経過を話し合ったり、薬の変更を提案することもできます。「他の施設では受け入れてもらえなかった」という利用者様もいます。難しいこともありますし、責任も大きいですが、ご家族様から「助かりました、ありがとうございました」と言っていただけるやりがいある仕事です。

看護師をしていた頃から「もっと誰かに喜んでもらえる仕事がしたい」と思っており、以前アロママッサージの資格を取得しました。今、チャレンジしているのはウォーキング講師。きちんと習得して私が利用者様にお伝えできれば、リハビリにも役立つのではないか、と思っています。あとは、利用者様が生きがいや楽しみを持てるような働きかけができればいいですね。例えば男性の方が料理を覚えられるようにサポートしたり、女性の方にいつまでもおしゃれをしていただけるよう、一緒にメイクを楽しんだり。“自分が入りたい施設”を目指して、介護の枠にとらわれず、いろいろな事を事業に取り入れたいと思っています。そして、いつか海外でも、日本の「おもてなし」精神が詰まった介護サービスを展開できればと思っています。