職場
インタビュー

ここに来る前、自宅近くの他施設で６年間勤務していました。夕凪会は自宅からは遠かったのですが、人間関係の良さ、待遇の良さを友人から聞き転職。ここで８年目を迎えた現在は、介護リーダとして業務・スタッフの管理などを任されています。夕凪会には、介護老人保健施設、グループホーム、デイサービスセンターなど様々な施設がありますが、私はずっと特別養護老人ホーム「グリーン・コム」で働いています。「グリーン・コム」は、利用者様の終の棲家とも言える場所。要介護度の高い方や認知症の進んだ方が多くいらしゃいます。日々のケアは、自身でできる日常動作を維持していこう、というものがメイン。私たちと一緒に時間を過ごすことによって、利用者様が楽しみや安らぎを感じてくださるといいですね。

「夏祭り」は夕凪会の施設ではたらく職員みんなでつくりあげています。各棟で企画をし夜店を出します。準備は勤務時間内にできますから無理なく楽しく進められますよ。他に、地域の方がボランティアで手伝ってくれたり、踊りや太鼓を披露してくれます。仕掛け花火に目を輝かせたり、普段は口にされないような食べ物を美味しそうに食べたり、来場されたご家族様と楽しいひと時を過ごされている利用者様の様子を見ると幸せになりますね。また、普段からご家族様やご利用者様の「やりたいこと」は、可能な限りできる環境を整えるようにしています。ボランティアの方が教えてくださる絵手紙やオカリナ、茶道を習うこともあるんですよ。積極的に何でもチャレンジできるからか、起き上がれるようになった、車いすで自走できるようになった、など目に見えて改善された方もいます。

先述のような機能改善はもちろんですが、日常のコミュニケーションでさえ困難な利用者様が、ふと柔らかな表情を見せてくれたり、ニッコリ笑ってくださったり、「ありがとう」と言ってくださるときはこの上なく嬉しい気持ちになります。ご自宅に思いを馳せながらも「ここにおりたい」と言ってくださる利用者様に精いっぱいのサービスでお応えしたいですね。介護自体に“ここまででいい”、というゴールはありません。自分自身がもっと知識を深め、自己啓発を重ねて成長しなければ、と思っています。後輩の育成も任されていますから、研修などに参加し、分かりやすく伝え、指導できるようにもなりたいです。

夕凪会では、職員が仕事と子育てを両立させることができ、職員全員が働きやすい環境をつくることによって、全ての職員がその能力を十分に発揮できるようにするための行動計画を策定しています。妊娠、出産、育児…と人生のステージに合わせてサポートしてくれる制度が整備されていますので、長く働きたい、という方には安心です。実際の現場でも、スタッフの子どもが「風邪をひいてしまった」「急に熱が出た」という時はありますが、職員の誰もが気持ち良く「メンバーが足りないけどなんとかしよう」と当たり前に行動しています。どの仕事にも責任はありますが、介護の仕事はみんなで協力し合うものではないでしょうか。誰かの不得意なこと・できないことは、得意な仲間が進んで助ける、そうやって利用者様に満足していただけるサービスを提供できれば、と思います。グリーン・コムには協力し合う職員たちの笑顔が溢れています。