職場
インタビュー

９名のユニットが２つ。１８名の利用者様と家庭的な雰囲気の中でゆったり過ごしています。入浴など日々のケアを、決して流れ作業ではなく、お一人おひとりとしっかり向き合うよう丁寧に行っています。組織はとても柔軟で、スタッフが「利用者様のために」とイベントの実施を立案すれば「やってみよう」とすぐに行動できます。隣にふれあいセンターがあるので、天候が良く利用者様の希望があれば、外にお散歩に出かけたり、センターのイベント見学などにもよく行きますよ。あと、食事は毎日スタッフが新鮮な材料を買って手づくりしています。「朝はパン食がいい」という利用者様には、経営母体であるパン屋さんで作っている美味しいパンを提供しています。

そうなんです。得意な方、経験のある方にはメニューの作成をお任せしています。定期的に管理栄養士さんを呼んで勉強会もしています。ちなみに、最近栄養士さんから頂いたアドバイスには「１日１回は果物を使う、乳製品を取り入れる」というものがありました。勉強になりますよ。当施設には男性スタッフが多いのですが、興味を持って調理に参加してくれているスタッフもいます。「やってみよう！」と思ってくださる方には、まずは簡単なメニューから始めていただきますし、もちろん、女性スタッフたちがフォローもします。楽しみながら、栄養、食感などを色々考えて旬の食材を選んでくれています。また、利用者様が美味しそうに食べてくださるのが大きな喜び・やりがいになっているようです。

自分の意見やアイデアを活かせる職場だと思います。私たち管理者と、また経営者との個別面談がそれぞれ年２回ずつあり、考えていることや要望をちゃんと伝えられるようにしています。普段から相談ごとがあれば気軽に打ち明けてもらえる雰囲気づくりはしていますが、ちゃんとした機会がないと言いたくても言えない、という方もいらっしゃいますからね。スタッフのみなさんが気持ちよく働ける環境づくりを心掛けています。一緒に働いているのは、２０代から６０代以上の幅広いキャリアを持つメンバーたちです。これから資格を取ろうとしている方もいます。男性は各ユニット３名ずつ。スタッフ同士で、子育て、趣味など楽しい会話を色々しているようです。

私自身は介護業界でトータル２０年ほどのキャリアがあります。認知症の方を、もっと身近な空間で、長い時間をかけてケアしたいと思い、指定認知症対応型共同生活介護事業所（グループホーム）に来たので、ここで、もっと病気についての知識を深めながら、利用者様に満足いただけるサービスが提供できれば、と思っています。そのためにも、これまで自分が学んできたことや介護のテクニックは、できる限り後輩たちに指導していくつもりです。また、施設自体をもっと地域の中で親しんでもらえる存在にしていきたいですね。例えば、放課後の小学生が気軽に遊びに来てくれたり、地域の方々が利用者様たちとコミュニケーションを図れたり。そんな開けた施設にしたいと思っています。