職場
インタビュー

結婚して移り住む岡山で看護師を続けていくことは決めていました。しかし、どこで働くか、ということでは色々と悩みました。長い目で見て、家事と両立ができる職場、勉強ができる職場、に条件を絞って就職先を探しました。私も主人も困ったときに頼れる親族が岡山にはいなかったので、特に家事・育児と両立できるかどうか、は重要でした。職場見学でママナースの先輩たちが大勢いらっしゃることを知り、「ここで頑張りたい」と決意。自分のライフスタイルに合わせて勤務先を変えればいいのかもしれませんが、何度も職場を移るのは精神的に大変ですから、なるべくこの先転職したくないと思っていて。「ここなら長く働けそう！」と思ったのが一番の決め手でした。

協立病院に入職したのは看護師として４年目の頃。キャリアはあっても新しい職場、新しい仕事は分からないことだらけです。大丈夫だろうかと心配していましたが、私の指導を担当する先輩ナースがいてくれたので、何でも質問しやすく、また、新人ナースと同じような研修にも参加させてもらい、無理なく仕事を覚えられました。同じ役割の装置でも、病院によってメーカーや年式が違えば、扱い方も違いますよね、そういう細かいことも丁寧に教えてもらえました。夜勤が始まるときも、最初は指導担当の先輩が一緒にいてくれたり、私のために看護師の人数を増やしてくれました。不安・ストレスなく仕事に慣れていけましたよ。

入職2年目に産休・育休をもらい、現在は復帰したばかりです。パート勤務で日勤のみ。子どもがよく熱を出すので急にお休みをもらうこともあります。いつも心苦しいのですが、それでも職場が「子ども優先で大丈夫」という雰囲気なのでとても助かっています。夕方になると「早く帰り」と声を掛けてくれ、色んな育児の悩み相談も聞いてくれる先輩たちの存在が大きいですね。朝、登園の時に子どもに泣かれると、私も淋しくなりますが「今が頑張りどき！」と思っています。

ＮＩＣＵしか知らなかった私ですが、ここで１から色々学ばせてもらいました。今は一般病棟の業務をもっともっと経験して、看護師としての力が付くことにやりがいを感じています。私と同じように中途で入職した先輩たちが、それぞれ経験してきた専門分野を活かしてチーム医療に貢献されているのを間近で見るのはとても勉強になります。私もＮＩＣＵで培った観察力を活かしたい。患者様の伝えたい気持ちに早く気づいて、より良いケアに繋げていければ、と思っています。